買取再販業者・住宅の不動産取得税の減税シミュレーター

新耐震住宅の不動産取得税の減税額シミュレーター

 このシミュレーターは、買取再販業者の方が「増改築等工事証明書の発行」により受けられる、住宅の不動産取得税の減税額シミュレーターです。
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住宅の不動産取得税の減税(2015年4月1日~2025年3月31日)

 買取再販住宅の「増改築等工事証明書の発行」が単独で必要です。

1. 住宅の不動産取得税の減税額シミュレーター

 住宅の不動産取得税額の減税後の支払額 =(住宅の固定資産評価額 - 住宅の不動産取得税の控除額)✕ 税率3%

住宅の固定資産評価額:
住宅の新築年月日:
住宅の不動産取得税(減税前):
住宅の不動産取得税(減税後):

 住宅の固定資産評価額は、固定資産評価証明書または課税証明書でご確認ください。
 住宅の新築年月日は、登記事項証明書(登記簿謄本)でご確認ください。

2. 住宅の不動産取得税の控除額

 下表の通り、住宅の新築年月日に対応した控除額が、課税標準額である住宅の固定資産評価額から控除されます。
 住宅の固定資産評価額が、下表の新築年月日に対応した控除額以下の場合、「住宅の不動産取得税」は実質減免になります。

表1. 住宅の不動産取得税の控除額

新築年月日控除額実質減税額
平成9年4月1日以降1,200万円360,000円
平成元年4月1日~平成9年3月31日1,000万円300,000円
昭和60年7月1日~平成元年3月31日450万円135,000円
昭和57年1月1日~昭和60年6月30日420万円126,000円

 旧耐震住宅(1981年(昭和56年)5月31日以前の建築確認)の控除額は省略しています。
 旧耐震戸建で減税措置を受けるには、耐震診断及び新耐震基準を満たす耐震設計・耐震改修計画(50万円程度)を実施し、耐震補強工事(200万円程度)を行う必要があります。

 旧耐震マンションで減税措置を受けるには、管理組合の総会の決議を経て、マンション全体の耐震診断(数百万円程度)と耐震改修工事(数千万円から数億円程度)を行う必要があります。

 仲介・売買行為において、時間的制約、予算的制約からどちらも実施されることがほとんどなく、控除額も少ないため、旧耐震住宅の控除額は意図的に省略しています。

3. 住宅の不動産取得税の減税の要件

  1. 個人に対して住宅を譲渡し、その個人が自己の居住の用に供すること
  2. 登記簿の住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下の住宅であること
  3. 登記簿の新築年月日が1982年(昭和57年)1月1日以降であること
  4. 住宅の取得日(登記日)が2015年(平成27年)4月1日以降であること
  5. 取得した時点で、新築された日から起算して10年を経過した住宅であること
  6. 住宅を取得した後、リフォーム工事を行って個人に譲渡し、当該個人の居住の用に供するまでの期間が2年以内であること
  7. リフォーム工事費用の総額が、建物価額(販売価格)の20%以上または300万円(税込)であること
  8. リフォーム工事の内、100万円(税込)の定める工事(第1号工事~第7号工事)などを行っていること※当社判断

4. 具体例な試算例(▶をクリックして頂くと開きます)

 前提条件は、現実的に買取再販業者の方が仕入れる物件です。

100%減免される場合

 不動産取得税が実質減免になるのは、上記の「表1. 住宅の不動産取得税の控除額」を「住宅の固定資産評価額」が下回る場合です。

1.住宅の床面積50㎡~100㎡、再販住宅物件数のシェア95%を想定

試算例1. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積50㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 200万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 50㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)38,400円→(減税後)0円 100%減免

試算例2. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積100㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 400万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 100㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)120,000円→(減税後)0円 100%減免

約90%~約75%軽減される場合

 不動産取得税が軽減になるのは、上記の「表1. 住宅の不動産取得税の控除額」を「住宅の固定資産評価額」が上回る場合です。

2.住宅の床面積101㎡~150㎡、再販住宅物件数のシェア4%を想定

試算例3. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積125㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 500万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 125㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)150,000円→(減税後)15,000円 約90%軽減

試算例4. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積150㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 600万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 150㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)180,000円→(減税後)45,000円 約75%軽減

約74%~約55%軽減される場合

3.住宅の床面積151㎡~200㎡、再販住宅物件数のシェア1%を想定

試算例5. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積175㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 700万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 175㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)210,000円→(減税後)75,000円 約65%軽減

試算例6. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積200㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 800万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 200㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)240,000円→(減税後)105,000円 約55%軽減

約54%以下の軽減になる場合

4.住宅の床面積201㎡~240㎡、再販住宅物件数のシェア0.1%未満を想定

試算例7. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積220㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 880万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 220㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)264,000円→(減税後)129,000円 約52%の軽減

試算例8. 木造住宅・軽量鉄骨造住宅で床面積240㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 960万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 木造・軽量鉄骨造
住宅の課税床面積: 240㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)288,000円→(減税後)153,000円 約47%の軽減

鉄骨造・RC造・SRC造の住宅(木造と軽量鉄骨造を除く)

 鉄骨造・RC造・SRC造は、木造と軽量鉄骨造に比べて、経年での「住宅の固定資産評価額」が下がりにくく、高止まりしているため、不動産取得税は100%減免になることはほとんど無く、軽減になるケースが多いようです。

約75%~約35%の軽減になる場合

 住宅の床面積64㎡の鉄骨造・RC造・SRC造住宅

試算例9. 鉄骨造住宅で床面積64㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 590万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: 鉄骨造
住宅の課税床面積: 64㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)177,000円→(減税後)42,000円 約75%の軽減

試算例10. RC造住宅で床面積64㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 1075万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: RC造
住宅の課税床面積: 64㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)322,500円→(減税後)187,500円 約42%の軽減

試算例11. SRC造住宅で床面積64㎡の場合
住宅の固定資産評価額: 1,290万円
住宅の新築年月日: 1987年9月1日
住宅の構造: SRC造
住宅の課税床面積: 64㎡
住宅の取得日: 2019年10月1日
住宅の不動産取得税
(減税前)387,000円→(減税後)252,000円 約35%の軽減